そんなふうに私たちの身の周りにある、さまざまな異文化を意識し、それを理解しようとすることが、コミュニケーションの第一歩となります。グローバル化というと、遠い話に聞こえるかもしれませんが、こうした身近なところから始まるのではないでしょうか。 実際に海外に行き、その土� Medical Care for Foreign Patients in Japan. 無意識ですし、先に述べたように日本が島国であり、外国の文化の理解に興味関心があまりない状況から生まれている行いだと思います。ましてや“日本のことを知らないであろう”という認識は親切心さえ生むこともあると思います。 そういった意味で僕は先ほど日本人は差別主義ではない� 学びの創造に向けて」異文化間教育学会紀要編集委員会編『異文化間教育』通号 21。 7. 荒井 美幸(2 05)「外国人集住都市 の 小学校における 国際理解教育と児童 ―群馬県大泉町立 を事 例として―」日本比較文化学会編『比較文化研究』67。 8. 今の日本の大学では、異文化理解に関する講座が多く設けられており、 大学生は日本を出ることなく異文化理解を進めることが可能である。しか し、より深くより広く異文化理解を深めるために考えなければならない課 題が残されていないわけではない。 [論文] 47. 日本大学大学院総合社会情報研究科. これらが在沖高齢外国人の異文化間介護を取り巻く現状であると 考える。 結論 以上の結果から、異文化間介護をめぐる課題は、①当事者視点でのサービスを再構築し、②文化を共有 するコミュニティを活用しながら、③異文化理解を共有できる環境を醸成することであり、そのために は、④� 師が日本人同士であろうと,その人の文化的背景(生き 方)に着目することによって看護実践が変わると述べて いる。 文化的背景,すなわち異文化を知り,理解し,看護実 践を行うことが,国際看護(グローバル看護)とすると ―文化間看護の現状と推進に向けて― 豊岡 慎子. 日本での外国人教員、講師との英語学習でも異文化理解の機会は設けられますが、自国を離れ、全く違う文化、空気感に触れる中での異文化理解の機会は、その質と量で、日本国内でのそのような体験とは比べ物にならないほどの体験となります。 ep1:内なる国際化の現状 ・自己紹介 ・進行する日本の内なる国際化 ep2:異文化理解の前提 ・違いがあることを知る ・時間の厳しさの国際比較 ・国籍ごとの特性を知る意義 ep3: 国籍ごとの特性の違い 中国人編 ・メンツ第一主義 ・世代ごとの特性 今日は、異文化理解の心理学を勉強した! コミュニケーションギャップとは・・・ コミュニケーションギャップは、符号化したメッセージを介して成立する。 送り手は、伝達したい意味内容を符号化によってメッセージに変形して、それを受け手に与える。 受けては、受け取ったメッセージ� Nihon University, Graduate School of Social and Cultural Studies . く、長期的に観光を通した外国人と日本人の相互 理解が進む可能性を考えなくてはならない。 わかりやすい例を挙げるならば、災害時に言葉 や文化・習慣の異なる外国人住民や外国人観光客 に対して、いかに正確な情報を伝え、避難しても らうかの問題が当てはまる。実際、東日本大震災 や いずれにせよ、望むと望まざるにかかわらず、他の多くの社会もそうであると同様に、日本社会も多文化共生が進んでいる。もはやそこには受け� 多くの先行研究や文献を基に<異文化経営>として現状を把握したうえで日中企業間に横 渡る文化摩擦の根幹および最近の文化融合内実について明らかにする。 中国ビジネスリスクの社会的背景および現状を分析し、急成長した日系企業が直面する 中国ビジネスリスクマネジメントの現実に接 Ⅰ ―Report on the Current Situation and Proposal for Transcultural Nursing― TOYOOKA Chikako . になり、精神的負担が大きいという現状があった。 これらの状況を目の当たりにし、実際に体験したからこそこれまで注目されることの なかったビジネスの場におけるコミュニケーションの実態と問題を明らかにする必要があ ると感じただけでなく、「文化仲介者」という新しい観点からその 安城市多文化共生プラン 444 4 2-3 安城市における多文化共生の現状 (1)安城市の外国人住民の推移 本市で生活する外国ㅴ登録者数 ※は増加傾向にあり、ピヸク時の2008(平成20)年に は6,694ㅴ(総ㅴ口に占める割合3.75%)となりました。 本稿では、異文化理解の変遷と現状をふまえた うえで、今後の英語教育における異文化理解の指 導のあり方を探る第一歩とし、学習者が異文化理 解に対してどのような姿勢で臨んでいるかを明ら かにするための「英語学習の際に学習者が重要と みなしている技能・学習項目は何か」という観� ための異文化適応力が米国・欧州で90年代以降, 取り組むべき課題として取り上げられ,医療ス タッフの必須能力として要求されるようになっ たが,日本人看護者に対する異文化間能力を高 める教育はほとんどされておらず,日本国内で 本研究は、今日の多文化をめぐる国際的な情勢を受け、日本における多文化共 生をめぐる現状とその課題について考察を行うことを目的とする。なかでもシリ ア情勢に端を発した難民の大量発生と、そうした人々の受け入れをめぐる各国に おける葛藤は、日本国内における多文化共生の今後を いない日本の現状を考えると,外国人の子ども が授業についていけないという状況は当然の帰 結といえる。この点で,日本の学校は,外国人 の子どもを構造的に落ちこぼす装置として機能 しているのである。 第二に,外国人の子どもの異文化が剥奪され ている。自文化や母語は,ものの見方